帽子の素材・材料一覧|帽体・フェルト・チュールの種類と特徴|帽子専門店WAGANSE

帽子の素材・材料一覧|帽体・フェルト・チュールの種類と特徴|帽子専門店WAGANSE

帽子に使われる素材と帽体の種類

帽子の印象や被り心地、そして品質を大きく左右するのが「素材」です。
ここでは帽子の土台となる帽体(ぼうたい)をはじめ、ウールフェルト、ファーフェルト、天然草素材、チュールなど、帽子に使われる主な材料の特徴と違いを詳しく解説いたします。

帽体(ぼうたい)とは

帽体とは、帽子の土台となる材料のことを指します。
夏物ではパナマやストロー、ケンマ草などの天然草を編み上げたもの、冬物ではウールフェルトやファーフェルトなどの圧縮素材が用いられます。

天然素材に加え、近年では紙素材や化学繊維を使用した帽体も流通しています。
編み方や網目の細かさ、原料の種類によって風合いや強度が異なり、石目編み・アジロ編み・変わり編みなど多様な名称があります。

フェルト帽体は、繊維に水分・熱・圧力を加えて摩擦させることで圧縮し、繊維の状態から一体化した帽体へと変化させます。
その後、染色工程を経て多彩なカラーが生まれます。

帽体の形状(ベル型・キャペ型・ベレー型)

帽体は蒸気で伸縮させながら木型に成形しますが、伸縮には限界があるため、仕入れ段階で用途別に形が分かれています。

  • ベル型:釣鐘型。ブリムが短いデザイン向き。
  • キャペ型(キャプリーヌ型):ブリムが広い帽子向き。
  • ベレー型:入口が狭い特殊形状に対応。
帽子の材料:ベル型の帽体 帽子の材料:キャペ型の帽体 帽子の材料:ベレー型の帽体

ウールフェルト

ウールフェルトは羊毛から作られる帽体素材です。
マットな質感で比較的硬さがあり、かっちりとした印象の帽子に仕上がります。
型入れ時に専用の糊で硬度を調整できるため、しっかりとしたフォルムを表現できます。

市場には中国製・ポーランド製・ブラジル製などが流通していますが、当店では風合い・発色・伸縮性に優れたポーランド製ウールフェルトを主に使用しております。
肉厚で型になじみやすく、型崩れしにくい点が特徴です。

帽子の材料:ウールフェルトのキャペ型 帽子の材料:ウールフェルトのベレー型

ウールフェルトを使った帽子例

帽子の材料:ウールフェルトのクロッシェ 帽子の材料:ウールフェルトの中折れハット

ファーフェルト(うさぎ毛)

ファーフェルトは、主にうさぎ毛を原料とした高級帽体素材です。
かつてはビーバー毛が主流でしたが、希少性の高さから現在はうさぎ毛が一般的です。

軽くしなやかで、蒸気とブラッシングにより美しい光沢が生まれます。
毛の長さや部位により、ベロア、ビーバー、アンテロープ、アマンダ、ファープレーンなどに分類され、それぞれ風合いや高級感が異なります。

ファーフェルトは伸縮性が低く、加工難易度が高い素材です。
無理に引き伸ばすと破損の恐れがあり、熟練の技術が求められます。
その繊細さこそが、上質な佇まいを生む理由でもあります。

ファーフェルト(ベロア)の帽体を使った帽子例

帽子の材料:ファーフェルト(ベロア)のベレー帽 帽子の材料:ファーフェルト(ベロア)のつば広 帽子の材料:ファーフェルト(ベロア)のボーラーハット 帽子の材料:ファーフェルト(ベロア)の中折れハット 帽子の材料:ファーフェルト(ベロア)のクロッシェ

ファーフェルト(ビーバー)

ビーバー毛を使用した帽体は、特に希少で高級な素材です。
毛足が長く、深い光沢と滑らかな手触りが特徴で、独特の艶感は他素材では再現できません。
アニマル柄など特別な加工素材も存在し、コレクション性の高い帽体です。

ファーフェルト(ビーバー)。単色だけではなく、このようなアニマル柄もあり、希少であるため特に高価です。 一点もののファーフェルト(ビーバー)です。デザイナーglicoが一目ぼれしてついつい買ってしまったコレクションの1つです。※ 非売品

ファーフェルト(ビーバー)の帽体を使った帽子例

ファーフェルト(ビーバー) キリンのような模様のアニマル柄。これも希少です。あえて毛並をそろえずふんわりとしたナチュラル感を出しています。 アニマル柄のファーフェルト(ビーバー)で作ったシルクハット。贅沢にもアニマル柄を使用しました。黒ほどではありませんが、毛並を揃えているので、光沢感が出てより高級感を感じられる仕上がりとなっております。

ファーフェルト(アンゴラ・モヘア混)

アンゴラ(モヘア混)素材は、ふんわりとした柔らかさと保温性が魅力です。
軽やかで女性らしい印象の帽子に適しており、秋冬のエレガントなデザインに多く用いられます。

アンゴラ素材のベレー帽型 アンゴラ素材の拡大画像。ふわふわとした手触りが気持ちよくとても暖かいですよ。

チュール

チュールは帽子の装飾やウェディングハットのベールに使用される素材です。
目の細かさや硬さ、模様の有無により印象が大きく変わります。
黒・白を中心に、カラー染色も可能です。
オーダーメイド制作では、作品イメージに合わせて最適なチュールをご提案いたします。

※チュールの種類によっては、品薄であったり廃盤になっているものもございますので、その都度ご相談ください。

黒のチュール

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帽子の材料:黒のチュール1 帽子の材料:黒のチュール2 帽子の材料:黒のチュール3 帽子の材料:黒のチュール4 帽子の材料:黒のチュール5 帽子の材料:黒のチュール6 帽子の材料:黒のチュール7 帽子の材料:黒のチュール8 帽子の材料:黒のチュール9 帽子の材料:黒のチュール10

白のチュール

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帽子の材料:白のチュール1 帽子の材料:白のチュール2 帽子の材料:白のチュール3 帽子の材料:白のチュール4 帽子の材料:白のチュール5

カラーのチュール

ここでは元からの色のチュールを一部抜粋しましたが、当店では、白から自在に染め上げることも可能です。

※画像クリック・タップ→拡大表示
帽子の材料:カラーのチュール1 帽子の材料:カラーのチュール2 帽子の材料:カラーのチュール3 帽子の材料:カラーのチュール4 帽子の材料:カラーのチュール5

素材が帽子の価値を決める

帽子の素材は、見た目だけでなく、被り心地や耐久性、経年変化にまで影響します。
素材の違いを知ることで、より自分に合った帽子選びが可能になります。
ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

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